簡単な準備だけして、朝食の時間になった。 「完璧、手抜きだね。」 「そうだね。」 テーブルの上に並んでいるのは、パンとオムレツとオレンジジュースだけ。 「でも、お昼は道頓堀で自由に食べれるんだから、ちょうどいいかもよ♪」 「そうだね♪」 今日の朝食は、家で食べるのとほとんど変わりない。 「そういえば、舞妓サンに会えなかったね…。」 「あっ。すっかり忘れてた(汗)仕方ないよ。」 「そうだね…。」 あれだけ会いたがってたのに、諦めが早い。