「琴音、起きて~。」 「う~ん…。 何、もう着いたの!?」 「もう少しで着くみたいだよ。」 寝ていると、時間が経つのはあっという間だからね。 「ね、今寝てたら、夢に古河が出てきたんだよね…。」 「えっ!? 私もなんだけど!!」 「マジか…。 なんか、謝られてた…。」 「夢でじゃなくて、現実で謝れって言うの。」 「うん…。でも、謝られたからどうなるって訳じゃ、無いんだけどね…。」 どうせ、私には関係ないことだろうし。