短編集~The Lovers WITHOUT Love Words~


焼酎の梅割り。
私らの間では、見慣れない飲み物だった。

「これは恵美のかいな」

「いや、それワシの」

聡介が焼酎の梅割りに手を伸ばす。

「・・・あんた、いつからそんなの飲むようになったん」