振り返れば雪音が、荷物の山の中で三つ指ついて正座している。 「どうした、急に改まって」 「『赤の他人』の私なんかに、こんなに援助していただいて申し訳ありません」 口では謝っているが、雪音の顔は明らかに拗ねていた。 拗ねたというより、悲しいという方が合っているかもしれない。