「千明は本当に千秋に似てるなぁ〜」

 俺は千明の頭を撫でながら言う。

『……親馬鹿』

「なっ、慎だって恭介の頭撫でてるじゃねぇか!」

『そういう問題じゃねぇだろ』

 直樹さんが口を挟んだ。

『やきもちやくなって』

 慎が冗談混じりにそう言って、俺の頭を撫でる。

「違う!!!」

 撫でて欲しいんじゃねぇっつうの!!

『お? お前撫でてほしいのか?』

 直樹さんまで俺の頭を撫でる。
 しまいには千明まで撫でようとする。

 俺、そんな小動物キャラじゃないんだけどな。


 散々撫でられた後、俺は慎と喋っていた。


『そういえば昨日、ひいじいちゃんが意識を取り戻したんだ』

「ええ!!?」

 直樹さんがふと思い出したように言った一言に、俺は大袈裟に反応する。

『俺さ、すぐに聞いたよ。一人鬼ごっこの時、ひいじいちゃんは何故助かったのか』

 直樹さんはにっこりと笑いながら言った。