「え!!??いっいいんです……か………」


遊羽はそのまま教室へと戻って行った


「…オ…オレ…チョコもらっ───………」


チョコを見ると
人形型のチョコに
"南糸"の文字が彫られてあり
ちょうど心臓部分にあたる所に釘が打ちつけられている


「南糸くん………一体なにしたんですか………」

「聴かないでおいてやってくれ………」


ただし
なぜか周りはソレに気付かなかった

チョコを一つ渡されたこと
一つしか渡されなかったこと

残りのチョコは
遊羽がキッチリ持っていたことに……


「チョコは嫌いじゃないわ」