軽く頬を膨らます遊羽

その姿はいつもならありえなくて

特別な感じがした


その姿を見ていたら

急に南糸の方を向いてほほえんだものだから


ツボにハマってしまった

無意識に

ううん
多少の意識はあった


そっとキスをしてしまった



南糸はハッと気がついて

すぐに遊羽から離れ
帰って行った


「おっおじゃましましたっ」

「は〜い、また来てね 南糸くん♪」

「はいっ」


顔を真っ赤に染めて
猛ダッシュで走る南糸

今日1日がコレで終わるなんて

誰が想像したことでしょう?