それは突然やってきた。


「南糸――!?」


それはもうミサイルのような速さで走ってきた見覚えのある顔。


「!?っすっ吹ちゃんっ!?」

「南糸っ!!真田遊羽と付き合ってるって本当!?」


……吹さん……

今頃ですか...?


「だって倉川の知り合いいないんだもの」

「学校違うもんね」

「いつから!?いつからなの!?」

「学園祭が終わって二日後、だから……もう5ヶ月だね」

「ハ!?」


ってか吹ちゃん5ヶ月も知らなかったんだっけ!?