「だから言っておく。遊羽傷付けたらチョップしに来るから」

「……へ?」

「実梨は空手五段だから相当痛いから笑えない話よ」

「へ!?ちょっ……」

「だからよろしくね?あぁ、ちなみに基くんは私のせいで別れたから別になにもしてないけどね」

「遊羽サーン!?」

「助けを求められても……ねぇ?」

「せいぜい頑張ってとは言っておくわ」

「( ̄□ ̄;)!!はひ...」


それから基のときの話や南糸との出会いなんかを話して、その日は解散した。

遊羽と南糸はいつもの公園でまた雑談。


「実梨ちゃんてあんなかわいい顔してるのに空手なんだね」

「実梨がかわいすぎるから両親が空手教室に入れたんですって」

「自分の身は自分で守れ的な?」

「そう。少しは抵抗出来るでしょ……みたいな」

「遊羽も十分かわいいよ」

「バカナルっ……!!」


ちゅっ


「隙アリ キス逃げ〜≡≡≡ヘ(*--)ノ」

「……へっ!?だからいきなりすんな そして逃げるなキス魔が〜っ!!……ふふっ」


実梨の脅しがなくてもこの二人は幸せそうです*