未完成LOVE



「お邪魔しま〜す」

「あ〜れっ!?実梨実梨!?」

「遊音さん!?お久しぶりです♪」


そう。

今日は姉も帰ってきていたのだ。


「ゆっくりしていってね。後で邪魔しに行くから」

「来んでええわ!」


部屋に入れて扉を閉め、適当に座らせる。


「実梨、今日……どうしたの……?」

「来たかったから来たの♪」

「ってか家、なんで知ってたの?教えてないでしょう?」

「基くんに教えてもろたさ」

「……基か……」


懐かしく感じてしまうほど今は会っていない。


会うとガキナルがウルサいから。