未完成LOVE



「……覚えてないんだ……」

「……何?」

「遊羽に会う前の演じてた俺はほとんど覚えてない……外見を意識することに集中して周りを見ていなかったんだ」

「それで?」

「遊羽が俺を見てくれて、俺もだんだん自分や遊羽、周りを意識して見るようになった……だから覚えてないし、まるで遊羽と会った時から俺が始まったような感覚なんだ」

「南糸……」


そしてズシッと一言


「ごめん。私一回すでに人愛してたわ」


Σ(゚□゚;)……基くん……か……


「ヒドいよ今言うなんて」

「冗談冗談♪でも愛するのは普通よね。彼氏だったんだもの」

「……まぁね……」