「……どういうこと?」
放課後の教室
誰もいないココで
南糸の過去告げる
「俺、昔からカッコイいとかよく言われてたんだ」
……このナルシストめ……
いや、これはただのヤキモチだ……。
……ムカつくけど本当にカッコイい南糸に……
女子が群がり
女好きな南糸は拒否らない
ものすごく想像しやすくて、ものすごくムカつく
「みんな外見ばかりを見て、俺はソレが当たり前だって錯覚して……イメージを壊さないように演じていたんだ」
「……バカの一つ覚え」
「やっぱりヒドい!!……でもね、遊羽はその俺を崩した。バカな俺を俺自身に教えてくれたんだ」