公園に着き

南糸が立ち止まった


「俺、やっぱり遊羽ちゃん好きだよ」

「なによ今更」

「本気で。好きになってよかったな〜♪俺って幸せ♪」

「どうしちゃったの?」

「あの子見てたらさ、本当に…遊羽が好きだって気持ちが溢れてきたんだ」

「細雨を見て?」

「細雨くんの言葉……試すような言い方だった。遊羽ちゃんを信じるか、信じないかを試したかったんだと思う」

「へぇ〜…(たぶん素で言ったんだと思う)」

「でさ、遊羽ちゃん」

「なに?」

「ディープやんない?」