ある日

いつものように
休み時間に南糸が遊羽のところに行った


「ねぇ」

「なによ」

「ふと思ったんだけどさ、俺って友達?」


遊羽は目を見開いて南糸を見た


まるで
何かに怯えるように


「違う…違うのよ……そんなんじゃないわ…そんな……」


頭を抱えて

まるで自分に言い聞かせるように


"違う"と連呼した