でも

それじゃつまらなすぎる

今思うと寂しい


重なる私を見たくない

自分の言葉を…


「…アレ…」


口が開いた

河依の指さす先には


ジェットコースター…?


「悲鳴」


悲鳴?


"キャーーーーーー!!!"

落ちると同時に

わざとらしく大きな声で叫ぶ人たち


でもその声は

どことなく明るくて

楽しそうに……


体験してみたいのかな?
風を切る感覚を