それから
なんとなく色々気になってしまった南糸は
毎日遊羽の所へ行くようになった
「あなたも よく飽きないわね。」
遊羽は呆れた顔して言った
「俺 女の子に関しては飽きる気がしないよ?」
「女?人としてつまらないでしょう?諦めの悪い人。」
「毎回謎の言葉残して立ち去っていく遊羽ちゃんのせいでもあるでしょ。」
「そこまで謎な言葉を残した覚えはないわ」
「十分謎だよ!!だいたい話を途中でとぎらせて立ち去っていくから気になるんだよ!」
「あなたが勝手に謎を作ってるんじゃない!私なんかを……話は終わりよ。早く教室へ戻れば?」
そう言って
また謎の言葉を残していった
「…最後まで話せよ。だから気になるんだよ。」
遊羽の後ろ姿にそっとつぶやいた。



