未完成LOVE



「───でもな、これも運命だろ」

「えっ…?」

「俺と遊羽が別れることも、遊羽が草原と出会うことも、決まってたことだし、過去には戻れない。今を見つめて。諦める時くらいカッコ良くやらせてくれな」


諦める

それは遊羽のため


そして

基自身が前へ進むために出した結論だった


「…基……ううん、基はいつでもカッコ良かったよ」

「…遊羽…」

「また会えれば会おう?幼なじみには変わりないし」

「…さらに戻ったな」

「仲良しの幼なじみにね」

「それだけじゃないだろ?お前の表情」

「え?」

「可愛く戻ってる」


いつの間にか

遊羽は微笑んでいた