未完成LOVE



「抵抗ってなんだよ……」

「…話は終わりよ。続きが気になっただけでしょう?」

「話が気になっただけじゃねーよ!気になって眠れねんだよ!クマ出来たらどーすんだよ!」


そう真剣に言う南糸を見て


遊羽は遠慮もなくずしっと一言


「知るか。このナルが。」


振り返り

教室に入って行く遊羽



その顔は

一瞬笑っていたように見えたのは


気のせいだろうか?