｢どんな手使ったのよ？あんだけ拒否る遊羽から信頼得るなんて何したのよ？｣

｢え…あ…別に……？初めはウワサ聞いて…それから階段落ちるとこ助けてそれがきっかけで昼休みに毎回遊羽ちゃんの元に行ってー…ってな感じです｣

｢…遊羽は拒否ったはず。諦めなかったの？｣

｢逆にあの冷たさがさらに俺の興味を惹いたって感じで…｣

｢…そっか。まぁとにかく、アナタがいてくれることには感謝ね。これからも宜しくやっといて♪じゃ、私帰るから｣

｢さよなら…また…遊羽の話聞かせてくださいね｣

｢遊羽のこと、南糸くんに任せたから…諦めないでやってね｣

｢……!?気付いてた!?｣

｢バレバレね♪あの子の場合、この関係が崩れたら終わると思うから｣

｢…任せて！｣


遊音から頼まれた


"諦めないで"


ずっと一緒でもいいんだよね


安心できた一言だった