日が経つのは早いもの。


あっという間に杏莉の父親って人と会う日になってしまった


「優斗、準備出来た?」


今日は瑠夏さんも一緒に会うことになっている


杏莉はというと愛花と遊びに出掛けた


“好きなものを買え”とお金を渡しておいた


そうでもしないと杏莉は遊びに行ってくれないから…


「この部屋に居るの」


俺は杏莉の父親が居るという部屋に案内された


「入るわよ」


緊張するなー。


-----トントン


「大志さん、連れて来ました。」


中には若い男の人が座っていた


「すみません。ありがとうございます。」


「じゃあ、あたしは一旦抜けるわね。」


瑠夏さんはお茶だけを置き俺に“大丈夫”と耳打ちをし出て行った


取り残された俺ら2人


気まずい雰囲気だ。