その私の一言に斗真くんはニヤリと悪魔の笑顔を浮かべる 何その顔… 嫌な予感… 「ふーん…それでどう思ったの?」 「え?」 「俺があの女と学校行ってどう思った?」 どう思ったって… 「何かおかしいぞって…」 「それだけ?」 それだけって… 何を言わせたい訳? 私は斗真くんを睨みつける 「言わねーと…」 そう言った斗真くんは私の唇を親指でゆっくりと撫でる あんまりにもイヤらしい手つきと目線に背中がゾワリと泡立った