「遅刻するーーー!!!」


翌日の朝。

ひゃぁぁ、と叫びながら、私は家中をドタドタと走り回っていた。


「また〜?あんた、遅刻繰り返してるとやばいんじゃないの」


お母さんが、はぁ、とため息をつきながら、こっちを見てる。

「だっ、だって、だって!枕が…っ」

「枕ぁ?」

だって!

最近、遅刻することなくなってたのに!