そして、またふたりでコソコソ。


「??」


何話してるんだろう。

時折こっちを見ながら、ふたりは話を続ける。


やがてふたりはニッコリ笑いあって、私のほうへ向き直した。


「今日は、佐伯くんもいれて三人で帰ろっか♪」


ミオはニッコリ笑ってる。


「へっ?」

大和も!?


「………お邪魔?」


大和があからさまにしゅんとする。

「い、いや、決して邪魔なんて!」

「んじゃ、決まりねー」


ミオと大和はニッコリ。


な、なに…!?

私だけがちんぷんかんぷんだ。


そこで、女子の甲高い声がした。


「きゃぁーっ!純じゃん!」


!?


えっ………!?