お母さんが嬉々として言う。

「さ、リビング入るわよ!夕飯作らなきゃ」

「あ、私手伝う………」

「いーの!あんたはそこの………」

「水野純です」

「水野くんと話してなさい!さ、水野くん行って」


そうして純くんをリビングにいれて、お母さんは私のほうに来て、コソッと耳打ち。


「後でちゃんと教えるのよ?水野くんとの関係」


それだけ言うと、お母さんはリビングへと入っていった。

ぽつーんと、ひとり玄関前の廊下に残される私。

………うちのお母さんは、とってもおちゃめなひとなんです。


「…………………」


わぁあぁぁあぁ…………!

なんか、変な展開になってきたぁぁ…………!