運転席から聞こえた、 その声は… 「長谷川さん!!」 「旦那様に命ぜられ、また、日本でもお二人のお世話を、と」 「よかった―!」 「おい!何がよかったんだよ」 「安全に過ごせること!」 「それはわかんねーな。長谷川を待機させとけば、夜はずっと二人でいられるからな」 「そんなこと、絶対しないでください、長谷川さん!」 「……仲のよろしいようで」 よろしくなんかなーい!