「親父、入るぞ」 さっきと同じ、大きな部屋。 そこには、那李のお父さんが何人かの部下の人と険しい顔で話していた。 「やっぱり俺の気持ちはかわんねーよ。だから……」 「認めるとも。息子の惚れた人なんだから、わたしも応援するよ」 なんで、さっきと違うんだろ… 見下したような目は、今はしてなかった。