「やだね。来い!!」 いきなり、那李が私の腕をつかんで部屋をでた。 「どういうつもりだ!?俺の言うことが聞けないのか?」 「ごめん。私…私は、那李のこと好きでもないのに好きなんて言えないから…」 こんなときまで、あたし、嘘つきにならないといけないなんて…