「大丈夫ですよ、那李さまはそのような方ではありません」 「でも…切られたのは、事実で… もう、わかんないや…」 あたしのネガティブさに、さすがの長谷川さんも、もう声をかけようとはしなかった。 何分…何時間くらいだろう。 たまに泣いて、ぼーっとして。 一人ベッドの上で、そうしていた。