あたし…と、那李の… あ! どうしよ…! 那李になんて伝えよう! 今からじゃまだ那李飛行機の中だろうし… あたし… わかんないよ! 軽くパニクっちゃうよ! 「失礼します、萌さま」 その時、長谷川さんが来てくれた。 「どうすれば…あたし…っ」 「落ち着いてください。那李さまは17時にあちらに着く予定です。そしたら、電話致しましょう」 「……はい」