全然気づかなかった… もう、夜だったんだ…。 「おいで?」 いつもより、那李が優しい… 素直に甘えることにした。 明日から2週間、会えなくなるから… …………やっぱり、気になるよ… パリに行って、何するの? どうして教えてくれないの? 「なんで泣いてんだ!?どっか痛くしたか?」 「ううん…っ、やっぱり、変に心配しちゃって…」 「明日か?あれは…」 「……誰か…と、会うの…?」