走ること数十分。 「到着」 「え…」 あたしが足を怪我して、お世話になったところ。 「こいっ!」 まるで少年のような那李。 あたしは、わけもわからず那李についていった。 「テラス…」 あたしが乗っていた車椅子を那李がおしてくれて、連れてきてくれた場所。 あいかわらず、きれいだなぁ…