「俺も」 ……久しぶりのキスは、涙でしょっぱくて、なぜか、甘かった。 あたし、勉強頑張ったんだよ。 那李に笑顔で会えるように… 「あ、やべ。 なんも聞かず車に乗れ」 「え、う…ん?」 「いいから!」 わかった、そう返事をして、車に乗り込んだ。