「気持ちい〜!!
嫌なこと、忘れさせてくれそう…」



「………」




部屋に戻るまで、那李は無言のままだった。




「寝てろよ」


「うん…」



ベッドの中に入ったのを確認したのか、私を見て、部屋を出た。





………全然わからない。


いろいろ抱えてるのかな。私みたいに。




――私と一緒にしちゃだめか。

あまり考えないようにしよ。