「車に乗れ。今からお前の知らない場所に行く」 「ま、待って」 急いで家に帰った。 「夏樹っ」 「萌!どこ行ってたの!?」 「あのね、夏樹!詳しくはメールで伝えるから!お父さんにも、伝えてちょうだい!」 ごめん夏樹! お父さん! 「速く来い、萌」 あたしは黙って車に乗り込んだ。