「なんともなかった。ただ寝てただけ」 「寝てた!?あんなところで?」 「ああ。長谷川が応接間に置いといてた」 「逢いにいこ!ふっか―い事情があるかもしれないから、それを聞きに…」 「なんでお前はそんな心配してるんだよ?今寝てんだから、あっちにとってはウザいだけだろ」 ……つい、怒鳴ってしまった。 何で怒鳴ったのかは分かってる。