「お、俺二番組組長!!永倉新八!!よろしくなっ」



そして何故か始まる自己紹介。



「あっしんぱっつあんずるいっ俺、八番組組長藤堂平助な!!」



さっきの高校生くらいの隊士がそう姫芽に近づいた。



だが、すぐに図体のでかい隊士に押しのけられた。



「俺は十番組組長、原田佐之助。よろしくね、譲ちゃん」



「いてーよ佐之さん!!」



そう騒ぎ立てる中、一人冷静な声が挟まれた。



「三番組組長、斎藤一だ」




あまりの空気の変わりように、三人が斎藤に目を向け、一時停止。




そんな時、土方がまた眉間に皺を作って声を荒げる。



「おいてめーら!!何自己紹介なんてしてんだ。浮かれてんじゃねーよ」



「えーだってこの子ここに住むんでしょ?名前くらい教えといたが良いと思って・・・」



藤堂が口を尖らせていうものだから、言い訳のように聞こえるが、これはれっきとした正論。



だが、土方が反論する前に、高い声が皆の耳を横切った。



「す、住みません!!」