沖田が一人違う空気を放ちながら言う。



「どうなんだ?」



土方が厄介そうに声を漏らす。



「こんな時代に・・・150年も前の過去に知人なんて居るはずないでしょう!?」




まだ頭の整理のつかない姫芽に当たり前の質問。




思わず声を張り上げてしまった。



だが、正反対に近藤が落ち着いた声で言った。



「だったら、ここに居ればいい」




「え・・・?」




小さく反応し、涙目で顔を上げる姫芽。




だが、そんな姫芽の声を掻き消すかのように土方の驚きは何倍も大きかった。




「はあ!?近藤さん、アンタ分かってんのか!?こいつは女なんだ!屯所は女なんかを易々置いていい場所じゃねえ」




「だがなぁ・・・困ってるじゃないか。行くあても無い女子を一人外に出すわけにはいかんだろう」




瞬間、隊士たちの目が輝き始めた。