「にせん・・・何年だったか?」
土方が首を傾げながら姫芽を見る。
「2019年・・・」
小さな声。
だが土方はそれをはっきりと聞き取り、皆に伝えた。
「そう、2019年だ。信じがたいかもしれないが、こいつと話してるとどうもこの時代の者ではな匂いを放つ」
「ふーん。証拠は無いの?」
また、さっきと同じ隊士が質問をする。
「証拠・・・!?」
「そ。アンタが未来から来た証拠」
驚く姫芽に、その隊士は澄ました表情で言う。
「証拠なんて・・・・あ、貴方たちこそっここがその・・・江戸時代?の証拠は無いの!?私だってまだ信じていないんだからっ」
証拠を持っていない姫芽は、慌てて自分に降りかかる無理難題を押し付けた。
だが突然はっと思い出し、自分の胸元に手を突っ込んだ。
そして、首にかけているあるものを引っ張り出す。
「何だそれは」


