さっき触れられた右手を、もう一度とられて、次は仲谷くんの頬に当てられている。
「まだ、付き合って2週間ぐらいだけど。気持ちとしては十分、足りてると思う。だから心だけじゃなく、体まで・・・つながりてぇとか。考えるだろ?」
真面目な表情、瞳。
時がとまった気がする。
その、体まで・・・って。
えっちとかのことだよね。
私は顔をカァっと熱くさせた。
仲谷くんは真面目な表情を崩して、クスっと笑った。
「どう。麻友はどう思ってる?」
頬にあった右手は、仲谷くんの口元に移動していた。
仲谷くんがしゃべるたびに、熱い吐息が指先にかかる。
そのたびに反応してしまう。
まだ、こういうラブシチュエーション的なのに慣れない自分だ。
で、えっちのことですか・・・。
どう思う?
って、言われても。
よく分かんない。
ま、ここで暴露しちゃいますが。
私、大木麻友は初カレが仲谷くんということなので。
もちろん、キスも何もかも初めてなわけ。
もちろん、えっちだって・・・したことない。
だから、感覚が分からない。
それは、気持ちいの?
いいことなの?
痛いの?
痛いのなら、少し怖いよ。

