そして、客が帰って行った後「お疲れ様です」と言って遥は帰っていった。 「遥くん今日は夜休みなんだー。いいなぁ」 理沙ちゃんはうらやましそうに、テーブルにうなだれていた。 「まぁまぁ、明後日になれば定休日だしそれまでの辛抱だって」 「うむ。そうだね。さて、晩御飯食べよっか」 バーが始まるのは21時。片付けしてたから、もう19時。準備があるから20時すぎまでには晩御飯を済ませなくちゃいけない。あぁ、今日は何食べようかな。あんなことあったあとだからか、あまり食欲がない。