ピアニストと野獣

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私は時間になったから、最初に集まった講堂に向かった。


『あっ!北河さんよ。…何も知らないで、西園寺様がかわいそうね。』


『そうね。北河さんは誰を選ぶのかしら?』


『やっぱり――』


何て噂話が聞こえてくる。


――何か食堂出た後にあったのかな?


「沙羅。」


「えっ!?」


私は突然西園寺に呼ばれて驚いた。