望月は三年生に早くやかんを持って来るように言った。

やかんの熱湯を掛けながら望月は言った。

「ここの人は、見かけだけ。け剣道は確かに強いだけど見かけ剣道。いざというときは、弱い。」

「そういやそうだな。大きな大会大抵負けてる。」

三年生の一人が言った。

「いいい所だけ見せたい。女に異常に執着する妬みひがみ。いわゆる虚栄心の塊だよ。
自分が、良く見えるなら何でもする謙虚って言葉はないんだよ。
ここの人にはね。将来は、連続殺人とかかなあ。もももっとセコい事で捕まるかな。
この人は、他人から良く見えたらそれでいいだけ。自分の考えなんてないんだな。」

望月は、僕の方を見ながら続けた。