纏ったバニラの香りを漂わせながら、彼が私に近づく。 「…やっと、見つけた。」 ふわっと抱き締められた私のカラダ。 力強く甘い鼓動が、彼の胸から聞こえる。 私から少しカラダを離し見せたのは、甘くとろける笑顔で―。