暗がりの夜だから



視線がぶつかり、心臓が跳ね上がる。

―…どくんっ…どくんっ

せわしなく打ち続ける鼓動。

絡み合った視線から、彼は私を逃してはくれない。

強い眼差しが、…甘く苦しい。