暗がりの夜だから



「どこか痛いとこはないかい?」

嘘臭い笑顔が…、怖い。

「だっ、大丈夫ですっ…」

「…そーんなこと言って、どれおじさんによーく見せてごらん。」

…っ、ほら、ね。

「…やだぁっ……」

来ないで、どうせ考えてることはみんな同じでしょう?

「へへっ。そこの宿屋に入って…」