暗がりの夜で、青白い月明かりなんかじゃよく見えるはずもなく。

だが、私は見てしまった。

雷による目を眩ますような閃光のために。


そして私は、義父に買われたんだ。


義父さんは私があの夜に見たことなんて、全く知らない。