暗がりの夜だから



にこっと笑ったライトは、小瓶のコルクを閉めると、そっとネックレスを私に差し出す。

「僕のお守り、リリに貸すから…泣かないで。」

「…え?……でもこれライトの大切なものなんじゃ…」

「僕なら大丈夫。これは持ち歩きやすいようにネックレスにしただけ。」

そう言うとライトは、私の首にネックレスを優しくかける。