暗がりの夜だから



くしゃっとあどけない笑顔を作ったライトは、優しく笑う。

「…ふふっ。ごめんね、気にしないで。」

瞳に、悲しみを滲ませながら。


ライトの行動すべてに気をとられていた私は、いつの間にか涙が引いていた。