私は、遠い遠い空に手を伸ばす。 掴むことなどできないとわかっているから、手を伸ばす。 この、何も手に入らない感じが、私の心と瓜二つ。 むなしくて、空っぽで…、手応えなど、何もない。 あるのは、ただ空っぽの私のからだ。