暗がりの夜だから





私は、隣に座る來斗の肩に、そっと頭を預ける。



移り行く車窓の景色は、次第に闇に飲み込まれていく。


────まるで、いまの私の心境のよう。


私は、いま、
─────闇に向かっている。